東京鴨治床山株式会社 床山よもやま話
東京鴨治床山株式会社 床山よもやま話

「歌舞伎床山芸談」第4回

(十五代目)市村羽左衛門丈に「夜叉王」と言われていた師匠に、十一歳で弟子入りした当初の生活について。 今とは時間の感覚が全く違うように思います。それでもどこかほのぼのとした雰囲気があります。 【総務:鴨治】 歌舞伎床山芸 …

「歌舞伎床山芸談」第3回

歌舞伎床山芸談第三回今回は「虎」が「生涯の修業をつむことになった」経緯についてです。「何の考へもなく」「『おれのところに一人よこせ』というふ申し入れがあり…引き取られて」…といった流れでたまたま堀越利三郎師の弟子になります。本人の意思と全く …

「歌舞伎床山芸談」第2回

立役床山部屋今回は鬘屋(かつらや)さんと床山が協力して一つの鬘を作って行く話です。特に鬘合せは、俳優、鬘師、床山の三者で「役をどのような人物として造形するか」を決める大切な仕事。それは今も変わっていません。 一方、鬘師 床山を含め歌 …

「歌舞伎床山芸談」鴨治虎尾

昭和58年に内々の記念品として、弊社創業者鴨治虎尾のインタビュー等をまとめた私家本をつくりました。今でも時々お問い合わせをいただく事もあり、又若い床山達にも気軽に読めるよう、少しづつブログ内でご紹介することにいたします。 …

『与話情浮名横櫛』与三郎

「木更津海岸見染」伊豆屋与三郎せっかく結い上げた頭を壊してしまう前に写真を撮りました。 『与話情浮名横櫛』仁左衛門丈の為の与三郎。 「木更津海岸見染」では”袋付 二つ折”という頭。放蕩して田舎に預けられてはいますが、拵えは都会的でお洒落で品がある若旦 …

「白浪五人男」稲瀬川勢揃 赤星十三郎と弁天小僧菊之助

稲瀬川勢揃 赤星十三郎稲瀬川勢揃 赤星十三郎 稲瀬川勢揃 弁天小僧菊之助 「六本木歌舞伎2022 ハナゾチル」は「青砥稿花紅彩画」(白浪五人男)をモチーフにした新作歌舞伎。 浜松屋見世先、稲瀬川勢揃 極楽寺等はかなり元の歌舞伎狂言に近い形で演 …

伊右衛門のかつら

2_700_1今月の歌舞伎座 第三部『東海道四谷怪談』。民谷伊右衛門を仁左衛門丈がなさっています。 「色悪」で真っ先に名前が挙がる役の一つです。 写真は”伊右衛門浪宅の場”の伊右衛門のかつらです。 伊右衛門は『仮名手本忠臣蔵』の義士と …

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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、しばらくの間 不定期の営業となります。 恐れ入りますが、連絡はメール<kamoji@tokoyama.co.jp>へお願いします。

三代襲名披露市川會

20190730(4)8/3~8/12Bunkamuraシアターコクーン「三代襲名披露市川會」の仕事を当社でさせて頂きました。 その中でも四代目市川ぼたん様の口上のかつらは、今回はじめての形です。 衣裳が柿色の三升紋の裃に中振袖ですので、歌舞 …

双蝶々曲輪日記 角力場 濡髪のかつら

image8 (2_2)今回は、3月歌舞伎座の演目、双蝶々曲輪日記の角力場で使用する濡髪(関取の名前)の頭が出来るまでを紹介します。 【1】まずはザンバラの状態   【2】髱(襟足)には大量の毛屑(トップ)を入れます。   …

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