鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第11回
2024年6月17日 歌舞伎床山芸談
(イントロダクション) 今回は口上の髷(まげ)、特に市川家の鉞(まさかり)について。 本文中にもあるように、口上の頭には油付と袋付があり、油付には市川宗家の「油付研ぎ出しの鉞」と直門幹部の「油付櫛目の鉞」があります。 「 …
鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第10回
2023年12月7日 歌舞伎床山芸談
(イントロダクション)今回はかつらの材料となる毛の話です。人毛の他にも熊やヤクといった動物の毛や絹糸等が古くから使われています。それは人毛を節約するためではなく、舞台効果や役の性根を現すために、人毛より優れている場合があ …
鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第9回
2023年9月14日 歌舞伎床山芸談
(イントロダクション)床山の仕事において何を良しとするかは、担当している俳優さんのお好みや、床山本人の役に対する解釈のみならず、時間の制限、運搬状況等々様々な要素があると思います。それでも、本文中に「お前の仕事はどうも一 …
鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第8回
2023年6月21日 歌舞伎床山芸談
(イントロダクション)写真は本文中に出てくる「相撲 雲州髷(うんしゅうまげ)」の代表的な物の一つ、「双蝶々曲輪日記」濡髪長五郎。雲州髷という名前は「松江藩お抱えの雲州力士から」「温州蜜柑(うんしゅうみかん)の形に似ている …
鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第7回
2023年4月27日 歌舞伎床山芸談
(イントロダクション)「立役の頭は、女形に比べて地味な印象の物もあるかもしれませんが、色々な為所(しどころ)があります。今回はその中でも特に袋付(ふくろつき)についての話です。写真は本文中に出てくる「鞘当(さやあて)」 …
鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第6回
2023年2月24日 歌舞伎床山芸談
「鬘(かつら)を単なる道具として見るのではなく、むしろ生きた人格につながるものとして尊重するこの道の作法精神」をもって後進を育てた利三郎師匠と、「持つて行くだけの力があるかどうかの一事につきるわけです」と思う弟子。決まり …
鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第5回
2023年1月30日 歌舞伎床山芸談
弊社ホームページにて少しずつ更新してまいりました鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」も今回で(一)の最後の章になります。(とは言え全部で(十)まであるので他のトピックの合間に気長に更新する予定です。)「教(おそ)はるより自得せよと …