東京鴨治床山株式会社 床山よもやま話
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歌舞伎床山芸談

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第15回

(イントロダクション) 「生締(なまじめ)の話-Ⅲ」は、まず『寿曽我対面』『雨の五郎』『草摺引』等、曽我五郎の代表的な形について。これは『〈菅原伝授手習鑑〉賀の祝』の松王丸とも同です。 次にそれとは異なる形の、松王丸では …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第14回

(イントロダクション) 「生締(なまじめ)の話-Ⅱ」のメインは『助六』です。花川戸助六は実は曽我五郎で、放蕩には、「友切丸」という刀を探し出し、父の仇討(あだうち)を果たすという目的がある為、単なる喧嘩好きでお洒落なモテ …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第13回

(イントロダクション) 「歌舞伎床山芸談」は弊社創業者鴨治虎尾のインタビュー等をまとめた私家本で、内々の記念品として昭和58年につくられました。(詳細は連載の第1回目をご参照ください。)後進の床山に対して話している内容も …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第12回

(イントロダクション) 今回は、現在は行われなくなった床山の仕事について。 鴨治虎尾が明治35年生まれであったこと、又、文中に傳九郎丈のお名前がある事を考えても、大正の頃の話かと思われます。 但し歌舞伎俳優の地髪を結う仕 …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第11回

(イントロダクション) 今回は口上の髷(まげ)、特に市川家の鉞(まさかり)について。 本文中にもあるように、口上の頭には油付と袋付があり、油付には市川宗家の「油付研ぎ出しの鉞」と直門幹部の「油付櫛目の鉞」があります。 「 …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第10回

(イントロダクション)今回はかつらの材料となる毛の話です。人毛の他にも熊やヤクといった動物の毛や絹糸等が古くから使われています。それは人毛を節約するためではなく、舞台効果や役の性根を現すために、人毛より優れている場合があ …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第9回

(イントロダクション)床山の仕事において何を良しとするかは、担当している俳優さんのお好みや、床山本人の役に対する解釈のみならず、時間の制限、運搬状況等々様々な要素があると思います。それでも、本文中に「お前の仕事はどうも一 …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第8回

(イントロダクション)写真は本文中に出てくる「相撲 雲州髷(うんしゅうまげ)」の代表的な物の一つ、「双蝶々曲輪日記」濡髪長五郎。雲州髷という名前は「松江藩お抱えの雲州力士から」「温州蜜柑(うんしゅうみかん)の形に似ている …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第7回

(イントロダクション)「立役の頭は、女形に比べて地味な印象の物もあるかもしれませんが、色々な為所(しどころ)があります。今回はその中でも特に袋付(ふくろつき)についての話です。写真は本文中に出てくる「鞘当(さやあて)」 …

鴨治虎尾「歌舞伎床山芸談」第6回

「鬘(かつら)を単なる道具として見るのではなく、むしろ生きた人格につながるものとして尊重するこの道の作法精神」をもって後進を育てた利三郎師匠と、「持つて行くだけの力があるかどうかの一事につきるわけです」と思う弟子。決まり …

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