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はじめまして、この度、ブログ並びにfacebookを立ち上げる事になりました。私達の仕事を皆さんへ紹介したいと思います。まずは、facebookのプロフィール写真に使っている、歌舞伎十八番の内、矢の根  と言う狂言の、曽我の五郎の鬘が出来るまで。を第一弾として、皆さんへ紹介します!


1. 手にもっている毛の束(人毛だよ)を竹の先端に針を何本か埋め込んだ、針ベラと言う道具を使い、白蝋(サーフィンの板に塗るワックス位に硬い物)で付け込んで固め研ぎ出して行きます。 yanone_1
2. 毛の束だった物が、硬い油(熱して使う)を針ベラで伸ばす事によって短冊状になります。 yanone_2
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3. 続いてイガラ(畳に使用する藁みたいな物)も付け込んでいき、土台の形を作り、先程の短冊状の毛を表面に針ベラで貼っていきます。これを左右合わせたものを松の木といいます。
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4. おはぎの様な黒い塊は饅頭と言って、五郎の鬘の前頭部に用い、茶半紙を糊で固め張り子にした物に毛を貼り付けています。それに左右に振り分けた松の木を合体させ、前髪とします。 yanone_5
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5. この様に、固形油、イガラ、人毛を針ベラを駆使して、各部位を製作します。中々手間の掛かる作業ですが、いずれ役者さんが大舞台で魂を吹き込んでくれると思うと、やり甲斐のある仕事ですよ。
いよいよ鬘に各部位の取り付けにかかります。
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6. 鬘から銅板で出来てる針状の物が出ています。これにイガラで出来た車を、左右に7本ずつ差し込み研ぎ出して行きます。前頭部の饅頭も出来てきました。 yanone_8
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7. バランスを見ながら研ぎ出して行きます。
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8. 遂に、「矢の根」曽我五郎。油付き、油込みの前髪、七本車の生締。 が完成しました!

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【文:鴨治忠司】 seo analysis .