人材募集
床山の仕事は、この演目でこの役ならこの形の鬘・・・というように決りきった物を見本通りに作るだけではなく、出演者や鬘師と相談して演出や配役に合わせて公演ごとにどのような鬘にするか決めなければなりません。
そのため床山には、高い技術だけでなく、コミュニケーション能力や演目に対する深い理解が必要であり、長く続けなければ本当に良い仕事ができない業種です。
「床山の技術の継承の為には、職人が安心して長く勤められる環境が必要である」という先代の思いから、従来の徒弟制度を改め会社組織にしたのが当社の始まりであり、現在もその理念を大切にしています。
先輩床山からのメッセージ
現場の仕事の様子や現在考えていることを先輩社員に聞いてみました。
45歳:職歴28年(当時)
歌舞伎は古典芸能といわれる一方で、若者達の人気を博している劇団大人計画や新感線などの脚本家が歌舞伎の狂言を書いたり、歌舞伎役者を演出したりして、私達と同世代の人が新しい歌舞伎を作り出しています。このように伝統と新鋭を併せ持つ歌舞伎の世界での床山の役割を紹介してみましょう。
- 先人方の創意工夫によって生まれた型の継承
- 役者さんの鬘に対する好みを理解して、信頼され、気持ち良く舞台に送り出すこと
- 絶えず劇場内の皆で芝居を作っているという意識を持つこと
(誰にでも挨拶を心掛ける) - 新しい狂言を創作する場合、この狂言がいずれ継承されてゆく怖さ、重要性をしっかり持って創作していくこと。
30歳:職歴13年(当時)
事業内容 | 歌舞伎・日本舞踊などのかつら結髪 <新入社員の作業>
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募集対象 | 【1】令和6年3月卒業予定の高校生 【2】卒業年度・卒業前年度の専門学校生・大学生(短期大学を含む) 【3】中途採用(25歳ぐらいまで) |
就業場所 | 本社及び各劇場(全国) |
就業 | 公演日程に左右されるため、就業形態は月単位のシフト制、休日は不定期となります。 |
待遇 |
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応募 |
(上記は2023年7月時点での情報です) |