東京鴨治床山株式会社 床山の仕事
東京鴨治床山株式会社 企業情報

床山の仕事

歌舞伎を支える

歌舞伎と言うと少し敷居が高いと思われるかもしれませんが、江戸時代の大衆から生まれたもので、当時の人達にとっては最先端のエンターテインメントであり、さらには身分制度や幕府に対する風刺でもあったのではないでしょうか。

それが、その本質を損なう事なく400年の時間を掛けて洗練され淘汰され、今の素晴らしい型や様式が継承されています。歌舞伎の床山はその型や形式の一部を担う責任を負っているのです。

歌舞伎は進化し続けています。歌舞伎に携わる当社もまた、その新しい試みに応えて進化して行く事が、新しい歌舞伎がいずれは古典として受け継がれて行く為の大きな力になると考えています。

日本舞踊を後世に伝える
お手伝い

鴨治床山かつら

バレエが世界共通の踊りとして広まっているのに対し、日本舞踊は日本独自の文化を継承しているという意味で非常に貴重な文化財であると考えています。

歌舞伎と深い関係をもちつつ長い歳月の中で洗練された舞台芸術である日本舞踊を、私達は床山として後世に伝えるお手伝いができる事を大変有り難く思っています。

仕事の流れ

かつら合わせ

かつら合わせイメージ

演目や役が決まると、私たち「床山(結髪師)」と「かつら師」と「出演者(俳優)」の三者でかつら合わせを行います。
かつら合わせとは、役柄に対しどのようなかつらにするか、三者の意見をすり合わせると同時に、出演者の頭の形に合わせてかつらの土台を作る作業です。
まずは演目や役柄時代背景に沿ったかつらを選びます。かつらには、土台が銅製の物とアルミニウム製の物があり、銅製の物は主に「みののかつら」や「羽二重のかつら」、アルミニウム製の物は主に「アミのかつら」に使用されています。銅製の土台は強度があり、歌舞伎の荒事(暫・矢の根・車引…)など誇張した表現に耐えうるかつらに仕上がります。またアルミ製の物は目方が軽く、写実性に優れたアミのかつらに適しています。

かつらの種類

みののかつら
みののかつら

歌舞伎の荒事や古典舞踊でのより時代味を出すために用います。
生え際にみのに編んだ毛を縫い付けたかつらです。

羽二重のかつら
羽二重のかつら

羽二重(絹の生地)に毛を通した布をかつらの生え際に張り付けたかつらです。
歌舞伎の7~8割が羽二重のかつらで、古典舞踊などもこのかつらを使用しています。

アミのかつら
アミのかつら

生え際が細かい網目になっていて、その網に毛を通してあるかつらです。土台がアルミ製のため軽量で見た目も自然なので、TVや映画の時代劇や歌舞伎での書き物(新作歌舞伎)に使用します。最近では日本舞踊もアミのかつらが多くなっています。

次に、かつら師が銅版やアルミニウムの板を切ったり叩いたりし、演者の頭に合わせる作業と平行して、役の性根を表す刳り型や鬢の位置など詳細について三者が納得するまで話し合いどのような鬘にするかを決めます。

かつら屋(かつら師)の仕事

かつら合わせ後、形の決まった台金をかつら師が持ち帰り、銅やアルミの土台 に毛を取り付け、散バラ髪のかつら(結髪前の状態)を作り、床山に届けます。

かつら屋の仕事制作イメージ

床山(結髪師)の仕事

かつら師が作った散バラ髪の状態のかつらが届いたら、演者の役柄を理解してその性根を表すよう結い上げ、飾りつけなどを施します。その際には髷の高さ等が大切な急所(勘どころ) となります。
また、上演においてはかつらの掛け外しや手入れ等も床山の仕事です。

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